Honorary Chairperson & Advisor
名誉会長(相談役)
小林 俊勝
札幌障害者スキー協会は、まもなく創立50年という大きな節目を迎えようとしております。この半世紀近い歩みを支えてくださった多くの皆さまに、まずは心より深く感謝申し上げます。
私たちの原点は、手稲オリンピア白樺平で開催された、たった5組の親子による小さな講習会でした。
「雪の上を滑ってみたい」という子どもたちの真っ直ぐな瞳と、「その想いを叶えてあげたい」というご家族の切なる願い。そのふたつが重なり合い、初めて雪を切って滑り出した瞬間の喜びは、今も私の胸に鮮やかに焼き付いております。あのとき、広大なゲレンデに響き渡った歓声こそが、私たちの活動のエネルギー源でした。
その喜びの輪は、年月とともにゆっくりと、しかし力強く広がっていきました。スキーだけでなく、そり遊びや雪との触れ合いを求めて集まるすべての方を家族のように迎え入れ、共に笑い、共に成長してまいりました。
振り返れば、この会は常に「人」によって育まれてきました。会員の皆さま、支えてくださるご家族、そして献身的に寄り添ってくださるボランティアや協力者の皆さま。皆さまと共に歩んだ日々の中で、私は子どもたちが雪の上で自信をつけ、社会へと力強く羽ばたいていく姿を数多く目にしてきました。「やればできる」というその背中から、私たち自身がどれほど多くの学びと勇気をもらってきたか計り知れません。
雪の上では、誰もが平等に風を感じ、自由になれる。
私たちはこれからも、その喜びを誰もが分かち合える場所であり続けたいと願っています。一人ひとりの可能性が雪原のように大きく広がっていく未来を信じて。
今後とも変わらぬご支援と、温かなご理解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。